葬儀の際に用いる花は、どのようなものを選ぶと良いか、悩みやすいものです。葬儀に使う花は複数の種類がありますが、選び方は、故人との間柄や宗旨などによって異なるため、判断が少し複雑になります。
この記事では葬儀に贈る花の手配の方法や宗教別の相場を紹介していきます。
葬儀の花の手配の仕方
葬儀の花の手配方法は、複数あります。それぞれに異なった特徴があるので、前もってポイントを押さえておくことが大切です。
手軽な方法もありますし、自分で自由に選んで故人の好きだった色を織り込むような方法もあります。ここでは葬儀の花の手配の仕方を紹介していきます。
葬儀社に任せると安心
失敗が少なくて最も安心できるのが、葬儀社に任せてしまう方法です。葬儀社は経験・ノウハウがありますから、花の用意の仕方など葬儀に関して詳しく知っています。
斎場によっては決まった花屋があり、他の花屋が使えなかったり、他の方が贈る花との組み合わせも注意したい点ですが、そういうときでも、葬儀社に任せると上手く処理してくれるのでおすすめです。
斎場と提携している花屋に任せる手もある
斎場によっては、花屋と提携していることがあるため、斎場は、提携店舗のスタッフに任せています。このような場合は、斎場と提携しているため、注文などもスムーズに進みます。葬儀についても知識があるので、しっかりとしたアドバイスも得られるので任せるのもおすすめです。
通販サイトでも買うことができる
供花は通販サイトで買い求めることも可能です。近年は、多数のオンラインショップが運営されており、葬儀用ながらお洒落なアレンジメントも見当たります。
自分で自由に選べますが、風習などにも気を配ることが大切です。まずは、葬儀社の方と相談してから、葬儀に相応しい花を選んでいくのがおすすめです。
葬儀で贈る花の種類
葬儀で送る花は何種類かあり、どれも個人にお悔やみの気持ちを込めるのは同じですが、それぞれに飾るタイミングや場所、贈る人などが違うため注意が必要です。
ここでは、葬儀で贈る花「枕花」と「花輪」の他に、「献花」と「供花」4つ紹介していきます。
枕花
枕花は、通夜・告別式の際に飾ります。飾る場所は祭壇周辺で、果物などの供え物と組み合わせる形で設置されるのが一般的です。
近い関係の方が贈る花となり、親族名や会社名を記載して飾ります。また、参列できない方も利用可能です。白をベースに、ユリや菊などを用いるのが、標準的といえます。
花輪(スタンド花)
スタンド台を用いて、花を円形状にアレンジしたものです。開店祝いなどで目にしますが
葬儀で贈ることも多いのです。
通夜・告別式のときに、葬儀場の入り口に使うケースが多く、
こちらも近親者や会社関係者など、故人と近しい間柄の方が贈ります。色は白や黒など、落ち着いたトーンを用いるのが一般的です。
献花
こちらは告別式に利用する花で、葬儀の参列者が故人に対して贈るものです。
飾る場所は祭壇となり、白色の生花を用いるのが一般的でしょう。
風習や宗教によって異なるケースがある他、飾る場所も祭壇ではなく、棺に直接いれてしまうケースもあります。キリスト教などでは焼香の代わりに使います。
供花
故人が逝去した時点か、訃報が届いた後から、通夜にかけて飾られる花となります。飾る場所は棺の中で、故人の枕元に設置されるのが一般的です。
近親者や、生前に特別の付き合いがあったような友人が贈ります。大きなアレンジは適さないため、小ぶりな籠などを用いることが多いです。
葬儀の花の相場
ここでは、葬儀の際に贈る、花の相場を紹介していきます。それぞれのタイプによって相場が異なります。
まず、枕花は1基当たり1万円~5万円ほど、近年は1基で送るケースもありますが、その場合は半額です。
花輪なら1基で1万円~3万円前後になります。
供花は籠の場合は、5千円~2万円台、スタンドの場合は2基で3万円~6万円ほどとなります。こちらも1基の場合は半額です。献花は数千円~になります。
葬儀に花を贈る場合はマナーに注意
本人は気持ちを込めて贈った場合でも、故人の信仰していた宗教によっては、場違いで
受け取った相手が嫌な思いにつながることもあります。
葬儀で花を贈る際には、マナーについて、あらかじめチェックしておくことが大切です。
一般的なマナーは、一通り押さえて、細かいローカルのマナーは葬儀社などで確認する必要があります。ここでは仏式、神式、キリスト教の3つのマナーを紹介していきます。
仏式の場合のマナー
仏式では菊・ラン・ユリの花を使うのが一般的なマナーで、色は白が基調になります。他の色を使うこともできますが、華やかになりすぎないように気をつけることが大切です。
リボンは白、または白黒を選ぶのが良いでしょう。花輪は地域などによって、飾るかどうか違います。
神式の場合のマナー
こちらも基本は仏式と変わりません。菊・ラン・ユリを用いて、白をベースに華美ではないアレンジを供えます。
神式では、榊(神棚や祭壇に供えるツバキ科の常緑樹)が、神棚に飾られます。
「本榊」と「ヒサカキ」の2種類があり、神式では「本榊」が使われますが、榊は地方によっては生育しないため、「ヒサカキ」が使用されることもあります。
現在は喪主だけが「榊」を供え、他の参列者は花を供えるケースが多いようです。神式の場合、仏式と違って胡蝶蘭などががあまり使用されません。
キリスト教の場合のマナー
日本式と違い、スタンドフラワーや、アレンジメントフラワーや花輪を供えることはなく。籠のアレンジメントフラワーなどを使うのが一般的です。
花に名札をつけないのも、仏式などと異なる点です。
花も白菊などは使いません。菊でも使われる場合は、スプレー菊やこぶりのものが多いですが、ほとんどは洋花でアレンジしていきます。
色合いも白だけではなく、華やかな色花も使用されます。
まとめ
葬儀の花の手配方法や種類、相場などについてまとめてきました。葬儀は何かと複雑で、仏式、神式、キリスト教など、色々な風習があるため悩みはつきものです。
困ったときには葬儀社や、オンラインの花屋に相談してみるのも良いでしょう。
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