火葬式とは?メリットデメリットと一連の流れをご紹介

葬式にはさまざまな種類があるのをご存じでしょうか。

通夜から2日間行われる一般葬をはじめ、家族だけで行う家族葬や1日で全ての項目を終える一日葬などがあります。これらの方法はよく耳にするようになりましたが、ほかにも火葬式があるのをご存じでしょうか。高齢化社会で孤独死が増える現代では、この火葬式の需要が高まる傾向にあります。

そこで、今回は火葬式とはどんな葬儀方法かや、メリットデメリット・流れなどを細かく解説します。

火葬式とは

火葬式は、お通夜や葬儀を行わず、故人が息を引き取ってからそのまま直接火葬場へ移動し、火葬・収骨を行うという葬式です。

現在世界中で流行している新型コロナウイルス感染者がお亡くなりになった場合、病院や家で家族とは会えず、そのまま火葬されるとよくニュースで報道されています。これは直葬と呼ばれています。

この直葬に、短時間ですが火葬する前にお別れを告げ、ひつぎにお花や思い出の品などを納めて火葬されるというお別れの式が「火葬式」です。

また、火葬式は高齢化社会の今だからこそ需要の高い方法としても注目されています。

お金を最小限に抑えることができる火葬式は、遠い身内の訃報を急に聞いても、簡易的な方法で葬儀を終えることができるからです。

 

火葬式のメリット

お通夜や告別式を行わずに、直接火葬場で火葬・収骨を行うというシンプルな別れ方にどのようなメリットがあるのでしょうか。

以下3つを紹介していきます。

  • 費用の削減
  • 参列者の負担を軽減
  • コロナ禍で密を回避できる

 

では一つずつ詳しく見ていきましょう。

 

費用の削減

お通夜や告別式を行う一般的な葬式と比較すると、非常に安い予算で故人とお別れを告げることができます。一般的に行われる葬儀の平均費用は約119万円ほどです。それに対し、火葬式の基本的に必要な費用は、「火葬料金」「ひつぎ」「骨壺」の3つ。祭壇などがない分非常に費用を抑えられ、平均費用は約45万円と言われています。しかし費用が安いという理由のみで決めるのではなく、故人と過ごす最後の時間を後悔のないように過ごせる選択ができれば良いですね。

 

参列者の負担を軽減

参列する高齢者の方、また遠方から葬式に参列される方など、多くの方の身体的・金銭的負担を最小限に抑えることができます。お通夜、告別式と長時間、また2日間の葬儀も、火葬式だと、約2時間で全て終えることが可能です。

高齢化社会が進む一方で、喪主や遺族、参列者側の平均年齢も上がっている状況では、拘束時間が短いことは最大のメリットでしょう。

コロナ禍で密を回避できる

告別式となると狭い空間の中に多くの参列者が集まります。コロナ禍の現在で一番避けるべきな「密」の状態となってしまい、感染やクラスターのリスクが非常に高いです。火葬式であれば、参列者を最小限に抑えることができるので、人が大勢集る「密」の状態を回避することができ、安心感を持って故人を見送ることができます。

 

火葬式のデメリット

次にこのシンプルなお別れの仕方にどのようなデメリットがあるのか紹介します。

様々な観点から以下の3点にまとめで紹介します。

  • 菩提寺のお墓に納骨できない可能性
  • 故人とお別れした実感がわかない
  • 最期のお別れができない友人・知人

それぞれの項目を詳しく解説します。

菩提寺のお墓に納骨できない可能性。

菩提寺(ぼだいじ)とは先祖代々からお墓のあるお寺のことを指します。

多くの菩提寺は、読経を行わない葬儀が認められていない為、菩提寺から許可を得ることなく火葬式を行った場合は、お墓に納骨できない可能性が。

菩提寺と関わりのある方は、火葬式を行う前に一度菩提寺に確認してから行うようにしましょう。

 

故人とお別れした実感がない

火葬式のお別れは最短2時間とほんの一瞬で終わってしまいます。お通夜や告別式で参列者や家族からの別れの言葉を聞くことや、生前の映像をみることによって、故人がなくなったことを受け入れられるものだと思います。しかし火葬式はそのような儀式が一切ありません。

気づいたら火葬され、収骨されている。そう感じてしまい、お別れしたことをすぐに実感できないという人も多いです。

金額を抑えるメリットはありますが、お金では解消できないこともあるようですね。

最期のお別れができない友人・知人

火葬式は人が集まることなく、身内でお別れを済ませることにより、友人や遠方にいる身内など故人の最期を見送ることができないデメリットがあります。現在のコロナ禍では遠方からの移動に対して、懸念されることがあるかと思います。しかし告別式などがあれば、感染対策をしっかりした上で参列し最後に故人の顔をみる事が可能です。しかし火葬式では、その最後の顔をみる機会もないまま、火葬され収骨されますので、知人や友人の多い方にとっては少しだけ寂しいお別れになってしまいます。

 

火葬式の流れ

ここでは逝去してから火葬式が終了するまでの一連の流れを紹介していきます。

火葬式当日は火葬場に直接集合し火葬・収骨を行います。

火葬にかかる時間が約1時間から1時間半、集合から解散までは約2時間から2時間半です。では流れを見ていきましょう。

 

【逝去】

医師から死亡診断書を受け取り、病院から移動する準備をします。

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【移動】

 葬儀社へ死亡診断書を預けます。

 ここで故人が休む場所を自宅か専用の安置所にするか決めます。

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【安置】

選択した安置所で故人に休んでもらいます。

 ↓

【葬儀社と打ち合わせ】

 火葬の日程を決めていきますが、以下の3点に注意します。

 ・菩提寺との付き合いがある方は、菩提寺の都合

 ・火葬場の空き

 ・家族、親族の都合

 これらを基に、日程・場所を葬儀場の方と決定します。

 ↓

【納棺】

故人をひつぎに納めます。

その際にメイクや着せたい服など希望がある場合は葬儀場に依頼しましょう。

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【火葬(火葬式)】

 火葬場に集合し、最後のお別れを10分から15分程で行います。

 この時に用意したお花や思い出の品をひつぎにお手向けください。

 ↓

【収骨】

故人の骨を骨壷にお納めください。

火葬場の方あら埋葬許可証を受け取り解散です。

 

まとめ

火葬式はどんな葬儀方法か分かりましたか?

メリットとして、現在のコロナ禍では非常に利用しやすい故人とのシンプルなお別れの仕方だと思います。金銭的、精神的などのさまざまな面で最小限に抑えることができ、現在のこの状況下では最適です。

しかし、あまりにも簡易的なお別れの仕方ともいえます。

菩提寺のお墓に納骨ができない可能性もあることから、逝去されたことに実感がわかないという精神的負担に加え、物理的な側面においても影響があるかもしれません。

火葬式の選択は、故人や家族の状況次第ではあると思います。しかし、どのような選択をするにしても、生前に故人が残した意思や家族にとって後悔のないように、周りと話し合いをしたうえで、より良い方法を選ぶようにしましょう。

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